業務実績

健康な社会・文化

文化遺産・日本遺産

業務名 小さな拠点及び地域運営組織の普及啓発に関する調査
委託者 内閣府
年度 平成28年度

「小さな拠点・地域運営組織」の形成によって、地域住民が主体となった住みよい地域づくりが全国各地で進むよう、16人の講師と社員を各地に派遣し、約2か月間にわたり計53回の研修会を開催しました。職員向け、地域住民向け、中間支援者向けといった様々な主体に対して研修会・ワークショップを開催しました。特に、受講者の自発的な行動につなげてもらうための「じぶんごと化」を促すプログラムの開発と実践に注力しました。

プロジェクトリーダーより

「住民主体でまちづくりをしましょう」と勧めることはできても、実際に考え、体を動かすのは私たちではなく住民の方々です。彼らを支援し過ぎればそれ以降の自立した活動はなかなか生まれませんし、かといって任せきりという訳にもいきません。十分な配慮と作戦に基づいた絶妙なバランス感覚が重要であり、ここに経験が活きてきます。
また、たとえ自治体が消極的な場合でも、地域住民の側に立ち、研修会を開催するなどして、地域住民が学ぶ場に職員の方にも同席してもらうことで「ともに学びながら実践に移していこう」という意識が芽生えることがあるため、「場のデザイン」から取り組むこともまた重要です。

地域運営組織・小さな拠点

業務名 「記念物・文化的景観」マネジメント支援事業
委託者 文化庁
年度 平成25、26年度

史跡等国指定・選定文化財にあっては、地域の宝として十分に認知・活用されていないものが見受けられるとともに、その保全・管理にも課題を抱えています。本業務は、それら史跡等の保存と活用の実態を把握するために全市町村に対して悉皆調査を行い、保存と活用の両面から優良な取組を行っている事例を選定しました。また、保存と活用の取組について、その他の史跡等の参考となるマネジメントのあり方に関する調査・研究を行い、その内容を「史跡等・重要文化的景観のマネジメント」に関するマニュアルとして取りまとめました。
あわせて、今後新たに重要文化的景観の選定に向けた取組を行う際に、既往の事例から学び、地域が自らの文化的景観の特性・価値と保存にあたっての課題を理解した上でよりよい文化的景観の保護を促進することを目的として、重要文化的景観の基本的な理解と保護に関する助けとなる「文化的景観ハンドブック」を作成しました。

プロジェクトリーダーより

文化財保護法における「保存及び活用」の記載に加え、近年は「文化財の観光資源としての開花」が謳われており、文化財を観光及びまちづくりの中心に据えて活用する傾向が強まりつつあります。このような中で、本業務は史跡等・重要文化的景観の適切な保存・管理・整備・活用を実現させるために、全国に所在するそれらのマネジメントの現状を洗い出し、そこから理想的なマネジメントのあり方を導き出しました。また、それらを取りまとめたマニュアルは全国の自治体に配布され、手引書として活用されています。
このように、当社が行った調査・分析が全国で参考とされ、それを基に活動が展開されることは、とてもやりがいのあることであり、社是「知恵と技術で社会に貢献する」を体現したものとなっています。

詳細業務一覧

  • 健康・長寿
  • 次世代育成
  • 食と地域
  • 文化財、文化資源
  • 社会教育・地域文化
  • 新しい公共
  • 自治体経営支援
  • 地域振興

健康な社会・文化に関するご相談などをお待ちしております。