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北海道標津郡標津町 標津町地域戦略協議会
「地域産業活性化事業」
地域資源を活かした水産加工産業の経済展開による地域力の向上
地域の概要
- 漁業・水産加工業と、酪農業を基幹産業とする。
- 秋サケ・ホタテなどから生産される加工製品出荷額は100億円前後を記録している。
- 平成12年から国内初となる漁獲から市場、加工、流通まで一貫した高度衛生管理システム「標津町地域HACCP」に取組み始めた。
地域資源
- 地域の主要水産物である秋鮭とホタテの他、様々な種類の水産物、全国的に先進的な取組である標津町地域HACCPの仕組み及び対応する施設を活用して事業を展開している。また、エコツーリズムや定住促進事業など町の施策とも連動した地域全体での活力づくりが見られる。
地域の目標
販売力強化による新規商談増、任意団体の商品開発増、地域力向上による経済波及増
地域全体で考えた活性化への取組

標津産魚類活締め
(1)標津産品高付加価値化推進事業
①標津産魚類活締めの実施
- 平成21年度に秋鮭の船上活締めを実施し、秋鮭(シロサケ)に加えて、トキシラズ、カレイ、さらに活締め魚体からの筋子の製造を行った。
②活締め手法の講習会実施
- 活締めの効果や手法について漁業者への理解を深めるため、活締め講習会を実施した。

活締め手法の講習会
(2)地域水産物衛生管理システムのコストパフォーマンス調査委託事業及び調査結果に基づいた販売戦略の構築事業
①アンケート調査の実施
- 地域HACCPに関する一般消費者の意見を収集するため、標津町の知名度・標津の特産品とHACCPの知名度等について札幌で街頭アンケートを実施した
②地域HACCPの優位性をPRするメニュー開発と意見集約
- 首都圏の飲食店において、標津産品を使った新規メニューの開発と地域HACCPの優位性の検証を行った。
取組成果
活締め手法と市場での評価の定着、消費者、飲食店とのつながり、情報交換を更に進め、活力ある漁村づくりの先進モデルとして、引き続き地域全体で取組を進める。