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- 平成22年度モデル育成事業実地結果概要
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山形県鶴岡市鼠ヶ関地域 鼠ヶ関地域協議会「蓬莱塾」
魅力発信 旬鮮!鼠ヶ関 活性化事業
地域の概要
- 主な産業は漁業で、鼠ヶ関港には大小80隻の漁船が操業しており、年間水揚げ高は約8億円に上る。
- 底曳網漁が盛んで、早くから海水冷却装置を搭載して魚の鮮度保持に努め、鱈、甘エビ、ハタハタ、鯛など新鮮な魚介類が水揚げされている。
地域資源
地域の恵まれた水産資源(低利用魚ノロゲンゲ、ガンコ)、水産関連施設を活かし、底曳船の休漁期間にクルージングを実施するなど漁業の振興及び観光業など新たな展開を進めている。
地域の目標
海産物の年間販売高の増加、観光客数の増加、休漁期におけるクルージングの収入
地域全体で考えた活性化への取組

夕陽クルージング
(1)漁船を利用した他産業との連携と後継者確保対策
①漁船クルージング
- 底曳漁の休漁期間を活用した底曳船クルージングを実施。土日は1日3回、平日は夕方の1回、事前予約制で実施した。
②漁業体験(小中学生対象)
- 操業する底曳船の2隻の船から見学、および獲れた魚を子どもたち自身でさばき、刺身と漁師鍋をつくる料理教室を実施した。
(2)鮮魚を活用した都市と漁村の共生対流
①都市店舗調査
- 都内3店舗に訪問、魚の取引の可能性をヒアリングした。
②都市部イベントでの水産物販売促進・PR
- 板橋区の大山商店街と江戸川区で「旬鮮鼠ヶ関まつり」を開催し、鼠ヶ関の魚介類の販売とチラシを作成し、PR活動を行った。

幻の魚料理献立の提供
③料理メニューの提供(幻の魚料理献立)
- ノロゲンゲ等を利用した献立を作成し、地区内飲食店等6店舗の方や旅行会社、内陸の主婦の方々に幻の魚献立として紹介した。
④旬の魚啓発看板の作成
- 旬の魚、イベント案内などを宣伝する内容とした看板を作成した。
⑤情報の発信
- 「旬鮮ねずがせきブログ」を開設と「蓬莱塾報」を発行した。
取組成果
本事業の成果として、各取組の課題点が明るみとなった。
漁船クルージングはどのように付加価値をつけていくか、ターゲットをどうするか等を検証し、地域資源を活かした体験や食を組み合わせたプログラムを作成する。