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北海道厚岸郡厚岸町 厚岸地域戦略協議会
厚岸地域活力ある漁村づくり事業
〜水産業を基幹産業とした活力ある町づくり〜
地域の概要
- 総就業人口の漁業・水産加工業等製造業に従事する割合は37%で、水産業を基幹とした町である。
- 厚岸市場における平成20年の取扱いは33,363トン、取扱い金額は5,361百万円である。
地域資源
地域の豊富な水産資源(サンマ、アサリ、サケ、カニなど)、漁協直営の直売所などを活用して水産物のブランド化(「カキえもん」、「大黒サンマ」)を中心に事業を展開している。
地域の目標
市場における総合的な衛生管理体制の確立、大黒サンマ陸揚金額向上、カキえもんシェア向上、アサリ生産金額向上、カキ・アサリのオーナー制導入、都市交流を含めた観光客入り込み数の増加
地域全体で考えた活性化への取組

かきの衛生管理装置
(1)水産物の衛生管理体制の強化
①主要魚種の総合的衛生管理体制の導入
- かき、さんまの衛生管理装置を導入し、漁協、漁業者、保健所により装置の取扱いについての勉強会等を実施した

主要水産物のブランド化とQRコード
(2)水産物の流通改善と付加価値化
①主要水産物のブランド化とトレーサビリティシステム
- 厚岸海域で漁獲される良質な水産物について「かきえもん」・「大黒さんま」・「あさりえもん」・「大黒時さけ」・「大黒毛がに」といった名称をつけて流通を図った。
また、QRコードを活用してトレーサビリティシステムの構築に取り組んだ。

都市部でのPRイベント
(3)観光・都市漁村交流
①カキを活かした都市漁村交流
- 町内で「かき祭り」、「えもん祭り」を開催しPRを図った。
②都市部でのPRイベントでの販売促進・PR
- 大黒サンマをPRするため、都市部での交流イベントの展開を検討。
③オーナー制の導入に向けた検討(カキ、アサリ)
- 都市交流を進めるための取組みとして、カキ・アサリのオーナー制度の導入を検討した。
取組成果
トレーサビリティの実施、水産物の域内需要の推進によって、厚岸水産物の知名度と需要が向上し、厚岸産水産物の売上増につながり、適正な価格での水産物流通を支える取組となった。