山形県鶴岡市鼠ヶ関地域 鼠ヶ関地域協議会「蓬莱塾」
「魅力発信 旬鮮!鼠ヶ関 活性化事業」
-鼠ヶ関地域協議会「蓬莱塾」-

地区の概要
  • 新潟県と県境を接する旧温海(あつみ)町の南端。県境が市街地内を縦断する地区は全国的にも珍しい。
  • 古代より関所が置かれ、古くは、蝦夷地進出の拠点港。明治まで北国街道と羽州浜街道の起点であった。
  • 日本海側屈指の規模を誇る鼠ヶ関マリーナがあり、庄内地域におけるマリンスポーツの拠点となっている。
  • 鶴岡市は第1次産業と観光との連携を上位計画として打ち出しており、「農山漁村地域力発掘支援モデル事業」として鼠ヶ関および由良地域における地域づくり活動を重点施策に位置づけている。
産業・漁業
  • 鶴岡市全体の漁獲規模はそれほど大きくなく(4460トン)、漁業就業者も人口に対して多くない(424人)。
  • 遊漁案内業者が多い(40人)。
  • 経営体の規模も大きくなく、漁船の平均トン数も9.8トン。
  • 高齢者比率が高い(44%)。

これまでの取組みと事業成果

  • H22事業において、旬鮮!鼠ヶ関まつりパート2(東京都にて開催)、底曳船を活用した漁船クルージング、地元小学生を対象とした漁業体験事業実施を実施した。
  • また、あまり流通しない魚を使った「華紗姫御膳」の開発・お披露目を行なうとともに、来訪客を増やすため国道を通行する人へPRするための旬の魚看板を作成した。

課題

  • 新鮮な魚介類の直売所、飲食店等が少なく、誘客につなげるための施設や仕組みに乏しい
  • 大消費地である都市とのつながりが薄く、交流事業や産直システムの確立など、新たな取り組みによる販路の拡大が必要
  • 優れた自然景観や歴史的資源を数多く有しながら、それらを有効に活用した交流や誘客の取組みが不足している
  • H22に実施した取組も、多く改善の余地が残されており、さらなるブラッシュアップが必要である

本事業の実施目的

  • 直売事業や都市交流などを通して漁業者自らが魚介類をPRする取り組みを実施
  • 底曳船体験事業の実施、教育旅行等に対応した体験プログラムを作成し、観光客数を増加
  • 上記取り組みを地域ぐるみで取り組むことにより、地域力を向上

事業内容

取組1.「漁船を利用した他産業の連携と後継者確保対策」
  • 漁船夕陽クルージング実施(ウォーキングモデルコースと連携したPRを実施)
  • 地元小中学校での漁船体験、料理教室の実施
取組2.「鮮魚を活用した都市と漁村の共生・対流の促進」
  • 産地市場見学、お魚夕市開催
  • 都市交流事業(産直カー、イオン直接取引時に料理・加工品の提供)
    体験学習プログラムづくり(華紗姫御膳PR、提供飲食店増加、観光プログラム作成、実施体制づくり)
  • ホームページを活用した情報発信
実施体制
鼠ヶ関自治会、鶴岡市
地域内の取りまとめ、地域への情報発信

鼠ヶ関港振興会、温海セーリング連盟、出羽商工会鼠ヶ関地区、あつみ観光協会鼠ヶ関支部、厳島神社氏子総代会、鼠ヶ関史談会
地域資源の開拓・活用

山形県漁業協同組合念珠関支所、鼠ヶ関漁業者会、鼠ヶ関漁業青年会、県漁協女性部念珠関、イカ干し組合
鮮魚を活用した都市と漁村の共生・対流
PAGRTOP