北海道虻田郡豊浦町 豊浦町ふるさとづくり地域協議会
「小さな町から大きな挑戦!」
(北海道豊浦町) -豊浦町ふるさとづくり地域協議会-

地区の概要
  • 洞爺湖の西、噴火湾に面した農業(イチゴ、ジャガイモ、畜産)と水産(シャケ、ホタテ)の町。
  • 八雲町と室蘭市の中間に位置し、JR室蘭線、道央自動車道も通過し、交通アクセスは良好。
  • 環境問題に対応した循環型農業や、農業における体験観光への取組みには積極的な地域。
産業・漁業
  • 第1次産業比率が25%と高い。農業・水産業ともに盛ん。
  • 水産業はホタテ養殖が中心。サケ・マス類も主力商品で、インディアン水車公園などがある。
  • 個人経営体が多く、収入も比較的多い。遊漁案内業者が多い。市場は1ヶ所あるが加工工場がなく、水産業としての拠点性は低い。
  • 小中学校の統廃合、唯一の高校も廃校化⇒少子化

これまでの取組みと事業成果

  • 一次産業の体験観光を中心とした修学旅行の受入を実施しており、初年度(平成20年度)は15校2,200名を受入れ、平成21年度は子ども農山漁村プロジェクトのモデル地域に採択され、受入れも3,000名を超えた。
  • 豊浦町及び近隣の町を含め60名以上の体験活動指導者の認定を取得。
  • 町民の17.6%が救急蘇生法の講習を修了している。
  • 平成22年度に漁業を活用する5種類のプログラム完成。現在15種類を検証中。

課題

  • 人口の激減、高齢化の進展(数年後には2人に1人が高齢者に)
  • 少子化、小中学校の統廃合(小9⇒4、中3⇒1)、高校廃校(現在ゼロ)
  • 就業人口の減少、特に一次産業人口の減少

本事業の実施目的

  • 体験を通じた地域の水産物ホタテなどのブランド化
  • 体験プログラムの構築による漁家の副収入の拡大
  • 豊浦地域でのプログラムを他地域でのプロトタイプとして活用

事業内容

取組1.地域資源の活用による体験観光、体験学習プログラムづくり
  • 10種類の体験を開発・商品化・住民参加による評価
  • 先進地視察を通じてプログラムのプロトタイプ化
取組2.漁業体験を活用した都市と漁村の交流の促進
  • 民泊体制の構築と生協のツアー受け入れ
  • 先進地視察
実施体制
豊浦町役場の産業課、企画課、教育委員会
事業に関わる情報の提供とキーマンの紹介・交流

漁協、農協、森林組合
各々の産業体験への協力

商工会とNPO豊浦観光
飲食、土産、観光施設の連携、町内指導者の登録・依頼

子ども協議会
民泊などの連携

NPO自然体験学校
旅行会社、学校などの誘致活動、人材育成等
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