長崎県新上五島町 上五島地域水産加工協議会会
「新上五島地域連携水産活性化事業」
〜いってみゅーで新上五島〜

地域の概要

  • 漁業就業者割合は全体の12.5%であり、水産業が本町の基幹産業の1つである。
  • “魚価の低迷”、“漁獲量の減少”等により、水産業全体を取り巻く環境が厳しい現状が見られる。
  • 定住人口の減少及び雇用機会の減少、後継者不足による少子高齢化の進行、地場産業の低迷等が深刻化。

地域資源

水産資源のほか地域に残る教会群や五島うどんを始めとする特産品を活かした事業を推進している。

地域の目標

ブランド化による水産物の付加価値向上、水産物・漁業体験・観光資源の連携による交流人口の増大

地域全体で考えた活性化への取組


ブランド化勉強会
(1)ブランド化による水産物の付加価値向上
①地場産品提供(地元小中学校)
  • 町内小中学校への加工品の提供を行った。イカシュウマイ、五島うどんなど地産地消と子ども達の食育を目的に実施した。
②地域外(都市部)イベントでの産品販売・PR
  • 都市部の物産展に参加し、イカシュウマイ・魚の茶漬け等のPRを行った。上五島の知名度向上が一定の成果を挙げており、加工品だけでなく観光集客に向けたPRとなった。
③ブランド化勉強会
  • 専門家を招いた勉強会を開催し、現在の商品の評価、ブランド化の方針を作成した。

定置網体験
(2)都市と漁村の共生・対流の促進
①漁業体験、水産業体験学習(地域の小学生対象)
  • 福岡県の堤ヶ丘団地と春日市内での交流会を実施し、約500名の市民との交流を行った。
  • 地元の小学生を対象にマグロの養殖餌やり体験、あご加工体験を実施、田舎暮らし参加者を対象にイカの一夜干し体験等を実施した。

福岡県2地域での交流事業
②交流イベントの開催
  • 上五島における体験型観光の動向を把握するため、受入漁業者や観光協会、旅行代理店へのヒアリングを実施した。

取組成果

本事業の実施により、水産加工品の新たな販路開拓が進んでいる。今後は並行して、地産地消の推進、水産業の理解による人材の確保を進めて行く。
PAGRTOP