静岡県西伊豆町 西伊豆いきいき漁村活性化協議会
西伊豆いきいき漁村活性化プロジェクト

地域の概要

  • 伊豆半島西海岸の中央に位置し、西側は駿河湾に、東側は天城山系が連なる。
  • 県内の市町村では第2位の高齢化が進んでいる町である。また2007年観光交流数が50.4%減少、宿泊者数は73.9%減少。
  • 仁科、安良里、田子の3地区に漁協が伊豆漁協(旧下田漁協)の支所として合併した。

地域資源

地域にある水産資源(鰹、テングサ、アジなど)、海岸環境や景観や歴史・伝統、文化および地域の人材も資源として考え、それらを活用するための事業を展開している。

地域の目標

漁業・水産業・観光業との連携による地域資源を活かした着地型観光の構築、経営基盤の安定化、後継者問題の解決、次世代を担う若年層を中心とした新たな雇用の場の創出

地域全体で考えた活性化への取組


体験指導者育成講習会
(1)新産業における中核人材の育成事業
  • 体験指導者としての基本知識を学ぶための講習会として、安全対策、プログラムの作成手法、フィールドワークなどの講習を実施した。
  • 初級からステップアップして、実際にプログラムを作成したり、消防を招いたAED講習なども実施し、7名の中級体験指導者を輩出

イベントポスター
(2)都市・漁村交流の促進事業
①イベントの開催
  • 漁協各支所が提供するプログラムを中心に、8つのプログラムを商品化し、観光客の多い夏休み期間に約1カ月開催した。
②地域PR活動
  • 旅行会社へのPR活動として、教育旅行の受入に向けた体験プログラムの紹介を行った。

由比漁協視察
(3)漁業・水産業を核とした体験型観光受入先進地の視察研修事業
  • 協議会により由比漁協への視察を行ない、市場、朝食作り体験、意見交換、直売所の見学を行った。

取組成果

町と漁協および伊豆体験型観光協議会の連携により、漁業、水産業、観光業による地域資源を活かした商品づくりに着手することができた。特に体験型観光受け入れの実践を通じて、漁業者の意識の高まりが見られ、自ら体験型観光の企画を考えるまでに状況は変化している。
PAGRTOP