• 基幹産業である漁業を中心に、内陸部の酪農や納沙布岬観光などの産業により地域社会が形成されている。
• 歯舞地区の水産物については、市全体の35％を占め、市内に100社以上点在する水産加工場への原魚供給に大きな役割を果たしている。

• 地域の恵まれた水産資源（貝殻島棹前昆布、サンマ、ウニ、タラ、サケ等）、水産関連施設を活かし、漁業の振興及び観光業など新たな展開を進めている。

漁業環境の整備と人材育成、観光振興・地域協働等の取組による歯舞ブランドの確立

（１）つくり育てる漁業環境の整備と人材育成

• 地元小学生を対象にさんま水揚げ風景や加工場の見学、アサリ潮干狩り体験、地曳網の体験を実施した。

• 上五島町漁協へ派遣し、上五島町漁協職員を歯舞漁協で受け入れ、鮮度保持技術・水産加工品製造技術・鮮魚の取扱い技術を習得した。

（２）漁業からの新たな取組による観光振興

• 根室市民を対象に、市場食堂にてさんま刺身定食を提供し、アンケートを収集した。

• 納沙布岬「希望の岬公園」で「第４回歯舞こんぶ祭」を開催した。道内外からの多数来場者約2,800人を得た。（来場者数）

（３）地域協働の取組による歯舞ブランドの確立

• 東京都、札幌市のイベントへの出店により、歯舞ブランド商品のPRを図った。

地域活性化のための多くの事業に取り組む事が出来ており、成果を見せ始めている。各部会での取組を連動させていくこと、見る、体験する、食べるにつなげていく。また、漁村の多面的機能を継続させるためにも、水産資源の持続的利用を図って行く。