観光漁業推進及びリーダー育成事業
糸満・粟国・渡名喜観光漁業研究会(沖縄県糸満市、粟国村、渡名喜村)

地域が抱えている問題点や課題
<3地区共通の問題>漁業の高齢化・後継者不足が進行中
<課題>①取組推進のための組織化、②関係者相互理解や合意形成、③取組に資する知識や情報の入手、 ④実践の場の提供
収入増大のため集客施設と連携した観光事業への多角的展開
地域産業の新たな展開と、就業機会及び漁家収入の増大

地域全体で考えた活性化に向けての取り組み

1.地域産業の新たな展開と、就業機会及び漁家収入の増大
糸満地区、粟国地区、渡名喜地区の3地区の漁港(沖縄県管理)を利用する漁業者の漁家収入の増加、就業機会の拡大のため、ビジョン策定事業として研究会を組織した。
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2.漁協観光部会の設立
観光を視野に入れた糸満漁協、渡名喜漁協、座間味漁協粟国支部それぞれの中に「観光漁業部会」を設立し、具体策を研究・実践する。
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3.支援策の実施
糸満漁港の養殖場周辺での釣り筏事業、粟国島・渡名喜島でそれぞれモニター事業の実施、イベントでの
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取組成果
漁業者と観光関連業者との交換の場が構築できた。
イベントでの水産加工品の販売、モニターツアーの実施により、観光漁業の確立に向けた課題が見出された。

1.観光漁業研究会の設置

糸満地区、粟国地区、渡名喜地区の3地区の漁港(沖縄県管理)を利用する漁業者の漁家収入の増加、就業機会の拡大のため、ビジョン策定事業として研究会を組織した。

担当者(漁港管理者)を各地区ごとに振り分け3人体制とし、会議の時間を沖縄本島である糸満地区は週1回(毎週)火曜日午後2時からとし、離島については、月2回職員が出張し具体的な行動計画を立てた。

漁協内に「観光部会」を立ち上げ、3つのグループを組織した。現在、「いかだグループ」では、エサ漏れで魚が集まってくる養殖場周辺で「釣り筏」事業をやろうと検討中である。その他、「フィッシャリーナ(遊漁船)グループ」、「若手女将による食材加工グループ」もそれぞれ活動を検討中である。

2.支援策の実施


  • 「美々ビーチいとまん」の駐車場(イベント会場)

売り上げが低迷しているソデイカを使用した加工食品を漁協婦人部が開発。
地元イベントにおいて、糸満海産物の販売、PR

○「改造バイク大集合」+「インディーズバント大会」(平成22年3月14日)@糸満漁港環境施設(美々ビーチ)会場
イベント参加者は600名にのぼった。来場者に、ソデイカ加工品の販売を行った。

○粟国島モニターツアー(平成22年3月14日)
釣り体験、獲物のサバキ(調理)体験、試食、地域との交流を実施。参加者は6名。

○渡名喜島観光モニターツアー(平成22年3月14日)
モニターに地場産品(鮮魚・水産加工品)販売

商品感想を収集。参加者10名。

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