珠洲地区漁業活性化事業
能登本まぐろ産地協議会 (石川県珠洲市)

地域が抱えている問題点や課題
①漁業従事者減少、水揚高減少(H15〜20年で半減)
②生態・気候の変化によるイワシ類の漁獲量の激減
「つくり育てる漁業」への転換による安定した漁業経営の確立
1.本マグロの畜養事業を活用し、珠洲ブランドとして市内外へ情報発信を行う。
2.水産加工品の研究開発、流通体制の強化など関連機関が連携すると共に、海のグリーンツーリズム、観光産業や外食産業などの異業種との共同でブランド戦略を展開する。

地域全体で考えた活性化に向けての取り組み

1.能登本まぐろのブランド化への取組み
畜養による肉質の改善、ブランド商標の作成、パンフレット作成、PR用化粧魚箱作成、食品加工工場での研修、築地市場でのPR、新型冷凍施設(CAS)の活用研修
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2.地産地消・地域消費拡大事業
すず農林水産業まつり への出品、PR活動。地区内でのまぐろ解体ショーの開催
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3.「交流促進事業(平成22年度〜)
体験型観光プランの開発、海のグリーンツーリズム等を活用した地域再発見型旅行商品の研究、異業種連携による新商品・企画開発
取組成果
マグロの畜養事業そのものは、肉質の改善等が図られ成功!
「すず農林漁業祭」でのPR活動・解体ショーを実施!
商工会、観光協会がマグロの残滓を活用した料理の考案と、PRを兼ねた試食会を開催!

1.能登本まぐろのブランド化への取組み


  • 三浦市での研修の様子

  • 築地市場でのマグロPR活動の様子

平成21年11月26日から28日の行程で、主に漁協職員ら15名で、神奈川県三浦市「株式会社西松」食品加工工場での研修、築地市場でのPR活動、新型冷凍施設の活用研修を実施。


  • 商工会での研修の様子

  • 施設での地元水産物販売の様子

  • 完成した能登本まぐろシールデザイン

焼津市での研修プログラムに参加(平成22年2月1日〜2日)。焼津商工会議所、新焼津漁協、カネオト石橋商店(食品製造工場)等で研修を受ける。
能登本まぐろのブランドの認定基準や、産地シールの制定ができた。

2.地産地消・地域消費拡大事業


  • すず農林漁業まつりチラシ

  • マグロ解体ショーの様子

  • 生簀見学インストラクター講座の様子

珠洲市蛸島漁港で開催された、「すず農林漁業まつり」(平成21年10月24日〜25日)での畜養まぐろのPR活動として、マグロの解体ショーを開催。イベント全体の来場者数は約3,000名にのぼった。


  • マグロの残滓を使った創作料理

  • 試食会の様子

(株)道水の漁船を活用した、畜養マグロの生簀ウォッチングツアーの実現に向け、受入インストラクター講座が平成21年8月29日に行われた。受入体制づくりが進められている。
平成21年10月25日、NPO法人能登すずなりが、市内の料理人達が能登本まぐろの身や残滓を活用して創作した料理の試食会を開催。

実施体制
漁協
本事業の実施主体

珠洲商工会
新商品の開発、試食会の開催

株式会社道水(水産会社)
マグロの畜養事業実施主体

NPO法人能登すずなり
商品の開発、販売に研究協力

旅館業生活衛生同業組合
商品の開発、販売に研究協力

飲食業生活衛生同業組合
商品の開発、販売に研究協力
研究会の開催

石川県
水産関係について協力

珠洲市
事業の調整、構成員間の連絡
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