自然環境と共生した漁業と暮らしの再構築事業
落石地区マリンビジョン協議会(北海道根室市)

地域が抱えている問題点や課題
1.地域衛生管理の体制
2.畜養殖・増養殖事業の活性化
3.都市漁村交流の推進
4.地域ブランド形成と流通改善
1.食の安全・安心を基本とした地域HACCPの現場における完全実施
2.主要魚種の増養殖をはじめとする「つくり育てる漁業」の実現
3.自然共生型エコツーリズムと観光関連産業の振興
4.落石ブランドの形成と流通改善による付加価値の向上

地域全体で考えた活性化に向けての取り組み

1.食の安全・安心を基本とした地域HACCPの現場における完全実施
衛生管理啓発看板の設置、衛生管理対応のごみ箱の設置、不衛生備品の撤去、衛生管理マニュアルの実践、
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2.主要魚種の増養殖をはじめとする「つくり育てる漁業」の実現
根室市内の小学生を対象に、「クロソイへの餌やり体験学習」を実施。
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3.自然共生型エコツーリズムと観光関連産業の振興
「落石ネイチャークルーズ事業の企画の具体化、「落石シーサイドウェイ浜松フットパス」の開催、ホームページによる都市漁村交流。
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4.石ブランドの形成と流通改善による付加価値の向上
イベントにおける「しお風さんま」のPR活動、しお風さんまのポスター及びシール作成
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取組成果
衛生管理啓発により市場での漁業者のマナー向上(たばこポイ捨てがゼロに!)、クロソイ餌やり体験により小学生の漁業に対する意識向上、バードウォッチングツアー「落石ネイチャークルーズ」が具体化(平成22年5月より運航開始)、イオングループから落石商品の取り扱いの依頼

1.衛生管理推進、啓発事業

市場内に衛生管理対応のごみ箱を設置、また衛生管理啓発看板を設置したことで、市場職員はもとより、市場へ出入りする漁業者の利用マナー(たばこのポイ捨て・ごみのポイ捨て)が向上した。

2.主要魚種の増養殖をはじめとする「つくり育てる漁業」の実現


  • 漁船からの「たこかご漁業」体験の様子

  • 海鮮工房霧娘の指導による加工・調理体験

漁船からのたこかご漁業体験と、クロソイ餌やり体験学習を実施。平成21年8月上旬から平成21年12月まで毎週土曜日実施。毎週4名参加(学校でローテーション決定)。地元水産業や学校のPTA等から高い評価を得た。

3.自然共生型エコツーリズムと観光関連産業の振興


  • フットパスウォーキングの様子

  • 海鮮工房霧娘の昼食を求める参加者

漁業者が主導して、地域住民の協力のもとコース整備をしてきた「落石シーサイドウェイ浜松パス」の開通オープニングイベントを平成21年6月27日に開催(参加者:186名)。参加者へは、落石のPRを含め、霧娘による昼食が振舞われた。その後は通年開通され、今年度の利用者は約300名になる。
落石ネイチャークルーズ協議会が設立し、漁船を活用したクルージング事業が決定。平成22年5月21日より毎週土・日祝日の通年運航開始。
平成22年3月1日〜4日に札幌市・東京都の旅行代理店を訪問しプロモーション活動を実施。

4.落石ブランドの形成と流通改善による付加価値の向上


  • オータムフェスト2009の様子。「たこザンギ」を求める消費者

  • 「ほっかいどう海鮮王国フェスティバル」で、海鮮工房霧娘の商品を販売する様子

  • 消費者にしお風の説明をしている様子

オータムフェスト2009札幌ふるさと市場(平成21年9月18〜20日)、さっぽろ東急百貨店での「ほっかいどう海鮮王国フェスティバル」(平成21年11月14日) に出店。落石商品のPRを行った。
イオングループ(札幌ポスフール藻岩店・イオン苗穂店)における船上沖詰さんま「しお風」のPR活動を行った(平成21年9月19・20日)。

実施体制
4つの専門部会: ①衛生管理グループ、②水産振興グループ、③地域振興グループ、④ブランド化グループ
PAGRTOP