事例集作成の趣旨
近年、我が国では、人口の減少、少子高齢化など社会構造の変化に加え、世界的な未曾有の経済危機の下、食品流通業を取り巻く情勢は一層厳しさを増しています。このため、地域の商店街の「シャッター通り」に象徴されるように、地域住民への食料供給や商店街の活性化にとって重要な役割を担っている食料品小売店は減少の一途をたどっています。
一方で、消費者の安全・安心志向や鮮度志向の高まりを背景に、国内産、特に地域の農林水産物に対する購入ニーズが高まっているものの、食料品小売店が地域の農林水産物を安定的に仕入れることは難しい状態にあります。
このような社会状況下にある中で、地域の商店街において空き店舗等を活用し、地域の農林水産物の販売を行う取組が各地でみられ、消費者の確保や賑わいの創出につながる地域流通のモデルが構築されつつあります。
本事例集は、商店街の空き店舗等における地域流通の取組をテーマに、地域をはじめとする新鮮な農林水産物を、商店街に流通させている取組を20地区紹介しております。事例では、事業の仕組みや取組上の工夫等を整理しており、このような取組をしようと考えている方、また同様の取組をしている方への参考となる情報が提供できればと思います。
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